「気持ちいい」に、貪欲に

vol.2 夜しか会ってくれないセフレ。 やっと昼間のデートに誘われたけど

vol.2 夜しか会ってくれないセフレ。 やっと昼間のデートに誘われたけど

思い返すだけで下半身が疼くアツい夜や、微笑んでしまうほど愛に溢れたセックス、はたまた「奇妙だったな〜」と笑っちゃうプレイ、経験ありませんか?さまざまなセックスの記憶を綴っていく、リレー連載です。
今回は、高等テクを使う「紳士的な遊び人」のお話。

透き通るような色白の肌に、サラサラのロングヘア。150cmと小柄なB子は、広告代理店で働くアラサー女子。彼女じつは、大和撫子風の外見からは想像できないほどセックスに奔放なのだ。忘れられないセックスを教えてほしいとお願いしたところ「数年分の手帳を見返すからちょっと待って!」とのこと。数日後、いまも関係があるという「紳士的な遊び人」について語ってくれた。

リクルートスーツに収まらなかった本能

出会いは10年以上前。B子が大学3年のとき、就活生向けのイベントで彼と知り合った。
リクルートスーツをまといながらも、B子の本能はビンビンに働く。目が合った瞬間、「この人とは、いつか必ず男女の関係になる」と悟った。男性にしてはつぶらな瞳、少年っぽい笑顔…そこに、どこか捨てられた犬のような哀愁が漂っていて目が離せなかった。

彼は広告代理店勤務。B子が志望していた業界だったので、自然な流れでOB訪問を申し込むことができた。
「何かあるんじゃないかなと思ってはいましたけど、当時は彼氏もいたし、あっちも彼女と同棲中だったんです。もちろんOB訪問も、昨今ニュースになるようないやらしいことなんて全然なくて、クリーンに応援していただきました」。その甲斐あってか、B子は無事に第一志望の広告代理店に内定した。

「昼間のデート」で浮足立ったら…

社会人になってからも、ふたりはしょっちゅう食事に行った。
B子も社会人3年目に入り、学生っぽさは抜けて立派なレディーに。飲み屋では、先輩と後輩ではなく男女の空気が漂うようになっていた。
ある晩、神泉のバルで食事をした帰りにグイッと腕を掴まれ、「まだ一緒にいたいんだけど…」と耳元で囁かれた。コクンと頷くと、ビルの影で濃厚なキスをされ、そのままラブホテルへ。

「その日のことは、緊張してたし、あんまり記憶にないんです。それから何回か会いましたが、いつも食事して、セックスするお決まりパターン。何だかなあと思っていたら、やっと『昼間のデートしようか?』って誘ってもらって!『彼女候補にしてくれてるのかな』って喜んでいたら、あんなことになったんです…」

昼間のデートは、12時に新宿の高島屋集合だった。おいしいカレーを食べようと上層階へ。その日は嵐で、13Fの窓からは何も見えなかった。
高島屋を出てどこへ行くのかと楽しみにしていたら、彼に連れられていったのは、ラブホだった

「昼間のデートって、『昼からセックスしたい』ってことだったんです!美術館とか映画とか、プラトニックなのを期待していたのに…でも私、イヤじゃなくて…ワクワクしちゃったんですよね。彼には何をされても嬉しい」

部屋に入るなり、さっきまでお喋りをしていた口はキスで塞がれた。丁寧に、頭を撫でられながらされるキス。思い出すだけでパンツのなかが湿るほど、柔らかく、いやらしい。

「今日は、B子を思いきり攻めたいんだ」
彼はそう言うと、いきなり、B子のスカートに頭を突っ込んだ。さっきまでのお姫様扱いは一転、乱暴にショーツをずらすと、指でアソコを丁寧にこすり、舐め始めた。

「汚いです、洗ってないから…っ!」
B子はそう言いながらも、昼間からエッチなことをしている背徳感に激しく興奮していた。舌と指を使って、彼は長い時間、B子を可愛がった。

「服を脱がされると、彼は両手で私の乳首を弄りながら、またクンニしてくれて…私が感じる姿を見て、興奮していたみたい。それで私、初めて潮を吹いちゃったんですよね…」
積極的な攻めに、思わずB子の本能が開放される。欲しくて、腰が動いた。ここには書けないような恥ずかしい体位をたくさんして、部屋にあったエロい椅子も使って、激しく2回戦、3回戦と果てていった…。

「一緒に朝ごはん食べようか?」ですべて許せる

いまでも、たまに会ってはカラダを重ねている。付き合うことはないのか聞くと、彼は遊び人だろうから、このままセフレの距離がちょうどいいという。寂しくなることはないのだろうか。
「ないですね。彼は必ず、お泊りした翌日『一緒に朝ごはん食べようか?』って誘ってくれるんです。キラキラした朝日のなかで、コーヒー飲んで微笑み合ったりしてると、セフレだけど、善良な関係に思えてくる。本当は、ディズニーとかいちご狩りにも行きたいけど、昼間のデートをしていなくても心が通い合っているような錯覚に陥っちゃって、幸せだなって。この関係を楽しみつつ、結婚相手はよそで探します」

朝日の美しさで、人間の愛欲を浄化させてから日常に戻る。これは「紳士的な遊び人」の高等テクだろう。B子に幸あれ。

雨がさき

プロフィール

雨がさき

銀座7丁目のクラブで働く文系ホステスです。
お客様に朝晩オナニーすると告白したら、「エロ姫」と呼ばれるようになりました。

Twitter:@shonsetsu