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Vol.5 催眠指パッチンセックスで「絶対に笑ってはいけない オン・ザ・ベッド」が繰り広げられた話

Vol.5 催眠指パッチンセックスで「絶対に笑ってはいけない オン・ザ・ベッド」が繰り広げられた話

思い返すだけで下半身が疼くアツい夜や、微笑んでしまうほど愛に溢れたセックス、はたまた「奇妙だったな〜」と笑っちゃうプレイ、経験ありませんか?さまざまなセックスの記憶を綴っていく、リレー連載です。
今回は、もちこさんが謎は深まるばかり…と振り返る「催眠指パッチンセックス」のお話。

特定の大学に通う人がとにかく好き。そして溶けるような前戯

相手は某優秀大学の5年生だった。
よく覚えてないけど、理系だったような気がする。

私はいくつか特定の大学の現役生が、とにかく好きな時期があった。
それは東大、京大、九州大、早稲田大なんだが、なぜこの4校なのかというと、これはただの偏見で、日本トップの東大・京大、さらに好きな塾講師が九州大生だったことと、そして好きな作家が早稲田生だったので「この4校に通う人は知的で素晴らしい人!」と思うようになったから。
その大学に通っていると聞いただけで恋に落ちた。
性的なものよりも、知的なものに興奮する”サピオセクシャル”というやつかも知れない。

整理された言葉遣い、無言の時間に漂う安心感、何に夢中になっていて、物事をどんな風に捉えるのかが重要だった。

彼のことも何かで知って、当時ファンだった山崎賢人に似た容姿と学歴で完全にフィルターがかかり、好きになった。

その人は、私のことを変なあだ名で読んだ。
誰もそんな名前で呼ばない。でもなぜかしっくりする。

私が喜ぼうと、落ち込もうと、常に同じ穏やかな声と態度で接してくれた。気楽に無言になれた。

彼は役者だった。先述した大学のうちのひとつでの現役学生をしながら、舞台に出る。私とはまったく違う景色を見ているんだろうと思うと、シンプルにすべてを知りたくなった。

大学構内のベンチに座って、一緒に学生が通り過ぎていくのを眺めた。
夏なのに、春のピークみたいに気持ちの良い天気のなか、キスした。
いっぱい頭を撫でてくれた。耳も撫でてくれた。
私には興味がなさそうに、めちゃくちゃどうでも良い話をひとりでぽつぽつと話しながら、私の髪や耳をいじっていた。そういうの最高。

何度か会った気がする。図書館に行ったり、お金がないからってマックで過ごしたり、ただ歩いたりもした気がする。
何もないデートでも、彼のものの見方や何かについて語る姿をそばで感じるだけで、世界が広がっていく気がして気持ちが良かった。気持ち良くて、ほわほわしてくるから全体的に記憶が曖昧

家で、ソファに一緒に座って、服を脱いだ。
ゆっくりキスして、もうどんどん何も考えられなくなって、ずっとキスしていようかと思ったくらいだ。

でもそれだと唇が擦り切れてしまうので、寝室に移動した。

美形の若い男が、目の前にいる。
私は日焼けでお尻と胸だけ白い跡や、だらしないわがままボディ(笑)を見せるのが恥ずかしかった。

「恥ずかしい」と言ってみたら「大丈夫だよ」と頭を撫でられ、彼の手が気持ち良くてもうどうでもいいやと思った。

指がゴツゴツしていて長かった。
最短で、最速で一番気持ち良いところを当てられて、失神しそうになった。

本当に気持ちよくて、何度も逃げようとしては抑えられ、引き戻され、感じさせられた。

指だけなのに激しく動きすぎて、何度も壁際のタンスに頭を打った。
その痛さも気にならないくらい、下半身の快感が凄まじいものだった。

そのとき、事件は起きた

「パチン」

彼が突然指を鳴らした。
突然すぎて体がびっくりし、ビクッとした。

すると、彼は私が感じたと勘違いしたのか、もう一度「パチン」

????????????????????

放心する私。
指が動き、また快感の声が漏れてしまう。

すると間髪入れずに指「パチン」。
そして一言。

「ほら、イケよ」

彼の意図がわかった瞬間冷静になり
「いやそんな催眠術みたいなのでイクわけないだろwwwwwwwwwww」
と自分が置かれている状況に笑いをこらえるので必死だった。

当時、「脳イキ」や「指パッチン」、「下腹トントン」などというワードをTwitter上で見かけていた。

女性のオーガズムは心理的状況に寄与するから、催眠のようなものでオーガズムを促すという。

そうか、知的好奇心がすこぶる高い彼は、学んでしまったようだ。
習得しようと実践し始めたのかもしれない、もしかしたら習得完了していたのかもしれない。
確かに彼の指使いは神々しいものだった。
下半身だけでなく、脳イキまでできたら最強だろう。

 最後まで気持ちの良いセックスを遂行するため、私は私の役割を察した。

予測不能なタイミングでくる「パチン」に、俊敏に「あん」と反応する。

「イケよ」と言われたら数秒我慢して痙攣した後、ビクンっと跳ねる。
そしてちょっと放心する。

私、何やってるんだろう。

とにかく、自分の置かれている状況が『絶対に笑ってはいけない オン・ザ・ベッド』だった。

「もうだめ」「早く挿れて」と懇願するものの、焦らしたい彼はなかなか挿れてくれない。フェザータッチも始まった。

カラダは正直だ、鳥肌が止まらない。

数十分の戦いを終え、ようやく挿入してくれた。

その長くてプラチナのように硬い性器でたくさん突いてもらい、完全燃焼。

ええ、総じて気持ちよかった。

これには後日談が…

ツイートがバズって本人の目にも入ってしまい「これ、俺?」と聞かれたこともあり、それ以来一度もセックスはしていない。でも、あの夜感じた快感と、笑ってはいけない葛藤は、今も新鮮なままだ。何度思い出しても笑える。

彼は役者やカメラマン、ときに被写体として活動しており、内面の知的さは容姿にも滲み出て、艶美的な魅力がある。表現をする才能がある。

今後もシンプルに一ファンとして、彼の活躍が楽しみだ。

もちこ

プロフィール

もちこ

ライター。好きな人と音信不通になったパニックから爆誕したTwitterがフォロワー20万人突破。書籍『運命の恋のはずなのに、どうして私の彼氏じゃないんだろう』発売中。

Twitter:https://twitter.com/mochikodayoyo